闇夜に輝く
第15章 営業中のトラブル
お客さんはその態度に少しだけ驚いたような顔をする。
すかさず杏奈さんも一緒に謝ってくれた。
するとお客さんも少し柔らかい表情になった。
そして杏奈さんは海斗の方に近付き小さい声で聞いてくる。
「時間、大丈夫なん?ヤバない?」
海斗は苦笑しながら応える。
「少しは考慮する筈ですから。時間を確認せずにオーダーを受けてしまったこちらにも非がありますからね」
「この人、気難しいから考えてな」
「わかってます。申し訳ないです。フォローしてもらって」
「でも筑波さんは悪くないやん」
「いえ、ボーイ全体の責任ですから」
海斗は一礼したあと席を離れ、キッチンの方を見ながら再度インカムを飛ばす。
『西野さん、西野さん。さっき杏奈さんからシャンパンのオーダー受けてませんでした?』
すると、増田さんが割り込む。
『海斗、延長確認はどうなったんだ?』
『いえ、その席が杏奈さんの席でシャンパンがまだ来てないって言ってます。西野さん取れます?』
また返事がない。
その時、増田さんが憤怒の表情でキッチンに入っていくのが見えた。
その数秒後…
ガッッシャーン!!
すかさず杏奈さんも一緒に謝ってくれた。
するとお客さんも少し柔らかい表情になった。
そして杏奈さんは海斗の方に近付き小さい声で聞いてくる。
「時間、大丈夫なん?ヤバない?」
海斗は苦笑しながら応える。
「少しは考慮する筈ですから。時間を確認せずにオーダーを受けてしまったこちらにも非がありますからね」
「この人、気難しいから考えてな」
「わかってます。申し訳ないです。フォローしてもらって」
「でも筑波さんは悪くないやん」
「いえ、ボーイ全体の責任ですから」
海斗は一礼したあと席を離れ、キッチンの方を見ながら再度インカムを飛ばす。
『西野さん、西野さん。さっき杏奈さんからシャンパンのオーダー受けてませんでした?』
すると、増田さんが割り込む。
『海斗、延長確認はどうなったんだ?』
『いえ、その席が杏奈さんの席でシャンパンがまだ来てないって言ってます。西野さん取れます?』
また返事がない。
その時、増田さんが憤怒の表情でキッチンに入っていくのが見えた。
その数秒後…
ガッッシャーン!!