闇夜に輝く
第16章 営業後ミーティング
「とりあえず、お疲れ」
そう言って軽く乾杯する。
「まず、今日の件なんだがみんなよくやってくれた。ここにいる誰か一人でも欠けていたら店が回らなかったと思う。ありがとう」
そう言って増田さんは軽く頭を下げた。
「そして、みんな西野にはそれぞれ思うところもあると思うんだが…」
その場にいる全員が次の言葉を黙って待っている。
「アイツを辞めさせることは考えていないんだ…」
その言葉に優矢くんが「ふー」っと、ため息を吐く。そして、
「やっぱり社長のお気に入りだから?」
そう優矢君が意味深な質問をした。
増田さんが余計な事を言うなという視線を向けるが、優矢君は気にしていない。
増田さんもひとつため息をついたあと、続けて話し始めた。
「それもあるが、今の客入りの状況でボーイの数が減るのは得策じゃないと思ってる。特に入ったばかりの2人の負担が大きくなるしな」
「だけど今日みたいな事が頻発するんならちょっと考えないとダメなんじゃない?俺だってそんなに店内を手伝えるわけじゃないよ?」
「だからだよ。お前が助けてくれるのはありがたいが、それを当てにしてたら計算が立たなくなる。やはり毎日決まった時間に決まった場所で働いてくれる奴がこの時期は一人でも多く必要だ。だが、優矢にそれをやらせると持ち味が活かせないのもわかってるからな」
「じゃぁどうすんのよ」
増田さんと優矢君の言い合いが続く。
そう言って軽く乾杯する。
「まず、今日の件なんだがみんなよくやってくれた。ここにいる誰か一人でも欠けていたら店が回らなかったと思う。ありがとう」
そう言って増田さんは軽く頭を下げた。
「そして、みんな西野にはそれぞれ思うところもあると思うんだが…」
その場にいる全員が次の言葉を黙って待っている。
「アイツを辞めさせることは考えていないんだ…」
その言葉に優矢くんが「ふー」っと、ため息を吐く。そして、
「やっぱり社長のお気に入りだから?」
そう優矢君が意味深な質問をした。
増田さんが余計な事を言うなという視線を向けるが、優矢君は気にしていない。
増田さんもひとつため息をついたあと、続けて話し始めた。
「それもあるが、今の客入りの状況でボーイの数が減るのは得策じゃないと思ってる。特に入ったばかりの2人の負担が大きくなるしな」
「だけど今日みたいな事が頻発するんならちょっと考えないとダメなんじゃない?俺だってそんなに店内を手伝えるわけじゃないよ?」
「だからだよ。お前が助けてくれるのはありがたいが、それを当てにしてたら計算が立たなくなる。やはり毎日決まった時間に決まった場所で働いてくれる奴がこの時期は一人でも多く必要だ。だが、優矢にそれをやらせると持ち味が活かせないのもわかってるからな」
「じゃぁどうすんのよ」
増田さんと優矢君の言い合いが続く。