闇夜に輝く
第22章 相談
ニヤニヤしながら楓さんが聞いてくる。
「ねぇねぇ。お兄ちゃんとしては心配じゃないの?」
「何が?」
「だって噂のむっつり山田君、若菜ちゃんの事、絶対気になってるよ」
「マジかぁ。上手くいくといいな。けど、山田君、ロリコンだったのか」
「だーかーら、お兄ちゃんとしてはどうなの?」
「え?二人がいいんならいいんじゃない?」
「あら、案外アッサリなんだ。へー、意外だなぁ」
「何でよ?」
「だってキャストにはあんなに一生懸命なのに妹の事は気にならないの?」
「イヤイヤ、キャストさんにだって仕事のサポートは出来ても恋愛のサポートはできないからねぇ」
「えー、じゃぁ本当はそういう相談ってめんどくさいと思ってんの?」
「面倒とは思わないよ。話聞くのは好きだからね。自分とは違う感覚で恋愛してる話とか聞くと面白いなぁって思う。でもたまにリア充爆発しろとも思うけど」
「あはは。海斗さんは冷めてるからねー。ウチの彼氏と似てる」
そこでこの前の楓さんの風紀の話を思い出す。
「そうなんだ。楓さんはモテるから彼氏になる人は大変だよね」
「……」
何も知らないフリをしながら話を合わせようとしたらなぜか急に楓さんがトーンダウンした。
「ごめんごめん。プライベートな事は聞いちゃいけなかったね。みんなそれぞれ色々あるもんねぇ。若菜にしてもまだまだ子供だと思ってたのに、こうやって外に出てみると案外ちゃんとしてるんだもんなぁ。これからはもっと大人として接してあげなきゃいけないのかな」
海斗は楓さんの事は深くは聞かず独り言のように呟いた。
「ねぇねぇ。お兄ちゃんとしては心配じゃないの?」
「何が?」
「だって噂のむっつり山田君、若菜ちゃんの事、絶対気になってるよ」
「マジかぁ。上手くいくといいな。けど、山田君、ロリコンだったのか」
「だーかーら、お兄ちゃんとしてはどうなの?」
「え?二人がいいんならいいんじゃない?」
「あら、案外アッサリなんだ。へー、意外だなぁ」
「何でよ?」
「だってキャストにはあんなに一生懸命なのに妹の事は気にならないの?」
「イヤイヤ、キャストさんにだって仕事のサポートは出来ても恋愛のサポートはできないからねぇ」
「えー、じゃぁ本当はそういう相談ってめんどくさいと思ってんの?」
「面倒とは思わないよ。話聞くのは好きだからね。自分とは違う感覚で恋愛してる話とか聞くと面白いなぁって思う。でもたまにリア充爆発しろとも思うけど」
「あはは。海斗さんは冷めてるからねー。ウチの彼氏と似てる」
そこでこの前の楓さんの風紀の話を思い出す。
「そうなんだ。楓さんはモテるから彼氏になる人は大変だよね」
「……」
何も知らないフリをしながら話を合わせようとしたらなぜか急に楓さんがトーンダウンした。
「ごめんごめん。プライベートな事は聞いちゃいけなかったね。みんなそれぞれ色々あるもんねぇ。若菜にしてもまだまだ子供だと思ってたのに、こうやって外に出てみると案外ちゃんとしてるんだもんなぁ。これからはもっと大人として接してあげなきゃいけないのかな」
海斗は楓さんの事は深くは聞かず独り言のように呟いた。