闇夜に輝く
第24章 不満爆発
こうして新しく入ったキャスト達が成績を伸ばしてきた事で、競争も激しくなっていく。
そんなある日、トラブルが起こる。またしても西野さんが原因だった。
フリーで入ってきた客に、付け回しの坂東さんが杏奈さんを付けた時にそれは起こった。
その日は8月最後の週末。キャスト達は成績との戦いの佳境を迎える時期。
忙しい中、杏奈さんが自分の指名客を見送ってすぐ次の2人組のフリー客に付く事となった。
坂東さんは向かって手前側の客に杏奈さんを付けた。
手前側の客だった為に杏奈さんから席に着くまで客の顔が見えなかったのも問題だった。
席に着くと、ものの数分で杏奈さんが席を離れて坂東さんへ確認に来る。
「なぁ、あの客ってフリーなん?」
「え?そう聞いてるけど、誰かの指名客だった?」
「ちゃうねん、あんな、あの人、杏奈が前から連絡とってたんよ。なのになんで指名ちゃうのに付かなあかんの?」
「えっ!そうだったっけか。杏奈さん本指名もらってた?」
「本指名とは違うんやけど、先月来た時に場内指名してもらっててん。けど、それからずっと連絡とっとったし、西野にも伝えてたんやけど」
「ごめん、指名の確認はしたんだけどね。わかった、すぐ変えるからとりあえず戻ってもらえる?」
「もう!イヤや!何で西野は気付かんの?そんなんばっかりやん!西野呼んでよ!」
そんなある日、トラブルが起こる。またしても西野さんが原因だった。
フリーで入ってきた客に、付け回しの坂東さんが杏奈さんを付けた時にそれは起こった。
その日は8月最後の週末。キャスト達は成績との戦いの佳境を迎える時期。
忙しい中、杏奈さんが自分の指名客を見送ってすぐ次の2人組のフリー客に付く事となった。
坂東さんは向かって手前側の客に杏奈さんを付けた。
手前側の客だった為に杏奈さんから席に着くまで客の顔が見えなかったのも問題だった。
席に着くと、ものの数分で杏奈さんが席を離れて坂東さんへ確認に来る。
「なぁ、あの客ってフリーなん?」
「え?そう聞いてるけど、誰かの指名客だった?」
「ちゃうねん、あんな、あの人、杏奈が前から連絡とってたんよ。なのになんで指名ちゃうのに付かなあかんの?」
「えっ!そうだったっけか。杏奈さん本指名もらってた?」
「本指名とは違うんやけど、先月来た時に場内指名してもらっててん。けど、それからずっと連絡とっとったし、西野にも伝えてたんやけど」
「ごめん、指名の確認はしたんだけどね。わかった、すぐ変えるからとりあえず戻ってもらえる?」
「もう!イヤや!何で西野は気付かんの?そんなんばっかりやん!西野呼んでよ!」