無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

基本的にお客さんがフリーと言えばフリーなのだが、たまに悪質な客がいる。

それは目当ての子が居るのにあえてフリーで入る。
そしてその子がついてくれれば指名代を払わずに楽しめる。
その子が席を離れそうになったらすかさず場内指名を入れる。

コレは飲み方をわかっていない金の無い客に多い。

これをやられるとキャストとしては本指名として認められない為、売り上げ成績にも加算されない。

基本的にそういう客に対しては店に来店した段階で、前回指名が入ったキャストの担当ボーイがインカムで伝える事になっている。
するとエスコートは再度指名の確認をし、それでもキャストの名前が出ない場合は付け回しに伝える。
そうすると付け回し担当は、意図的にそのキャストを席には付けない。

たまにあるのが、客はそのキャストを指名したくなかったのに、キャストが前回強引に指名をとってたりする場合。
もしくは、キャストとの仲が拗れて客が指名を変えたいと思っている場合などもある。

ニューアクトレスのようなキャバクラは永久指名ではない店が多い。
なので前回指名が入っていたとしても、あくまで客の口から毎回指名キャストの名前を言ってもらわないと店としても勝手に誰かの本指名とはできないのだ。

また本指名の客の指名キャストであれば、複数のボーイが覚えている事も多いが、場内指名の客まではよっぽど特徴的な客でない限り担当のボーイ以外は把握しきれない。