闇夜に輝く
第24章 不満爆発
今回はその客が来店してきた時に西野さんからその情報が入ってきていなかった。
これは完全に西野さんのミス。
付け回しの黒服は、前回場内指名が入ったのに今回フリーだった場合、そのキャストに状況を確認してから付けるべきかを判断する。
それが情報がなかった為に杏奈さんに全くのフリーだと説明して付けることになってしまった。
また、その客が背中を向けて座っていた為に、席に着く前に杏奈さんも気づくことが出来なかった。
結局、それまで連絡を取り続けた杏奈さんの努力が水の泡である。
客も指名をしないと目当ての子が付かないと分かれば、次回からちゃんと本指名してくれるかもしれない。
しかしこうやってフリーで付いてしまっては客も味をしめる。
そんな状態で次に本指名に繋げる為の接客なんて出来るわけがない。
なぜなら、次は指名してねと言ったって、指名しなくてもこうやって席に来てくれるんだったらわざわざ指名料なんて払う必要がないから。
杏奈さんもそんな客につくよりは他のフリー客を接客したほうがよっぽど次に繋がる。
そして何より杏奈さんが先月からプライベートを犠牲にしてその人とのメールのやり取りをしていた時間も完全に無駄になってしまった。
これは完全に西野さんのミス。
付け回しの黒服は、前回場内指名が入ったのに今回フリーだった場合、そのキャストに状況を確認してから付けるべきかを判断する。
それが情報がなかった為に杏奈さんに全くのフリーだと説明して付けることになってしまった。
また、その客が背中を向けて座っていた為に、席に着く前に杏奈さんも気づくことが出来なかった。
結局、それまで連絡を取り続けた杏奈さんの努力が水の泡である。
客も指名をしないと目当ての子が付かないと分かれば、次回からちゃんと本指名してくれるかもしれない。
しかしこうやってフリーで付いてしまっては客も味をしめる。
そんな状態で次に本指名に繋げる為の接客なんて出来るわけがない。
なぜなら、次は指名してねと言ったって、指名しなくてもこうやって席に来てくれるんだったらわざわざ指名料なんて払う必要がないから。
杏奈さんもそんな客につくよりは他のフリー客を接客したほうがよっぽど次に繋がる。
そして何より杏奈さんが先月からプライベートを犠牲にしてその人とのメールのやり取りをしていた時間も完全に無駄になってしまった。