闇夜に輝く
第24章 不満爆発
海斗は物が散乱したバックヤード内を見ながらインカムを飛ばす。
「坂東さん、坂東さん取れますか?」
「はい、どうぞ。そっちはどうなの?」
海斗は杏奈さんを見る。
杏奈さんは悔しさなのか、やるせなさなのかポロポロと涙を流してその場に座っていた。
海斗はハンカチを渡し、じっと杏奈さんを見る。
恥ずかしそうに目をそらしながら泣き続ける杏奈さん。
増田さんからもインカムが入る。
「どうなの?杏奈はいけるの?海斗も早目に戻れるなら戻ってきて。このままではフロアが回らなくなるぞ」
海斗はまっすぐ杏奈さんを見つめたままハッキリと答える。
「了解です。5分で戻ります。杏奈さんも10分以内に戻します。少しだけ時間を下さい」
「了解。頼むぞ」
散々暴れて乱れたドレス姿のまま泣き続ける杏奈さん。
海斗は解けた肩紐を直してあげながら優しく話す。
「杏奈さんは日頃から頑張ってるもんね。西野さんに思うところがたくさんあるのもわかる。だけど今は営業中。杏奈さんもプロなら忘れないで欲しい。今も杏奈さんを必要としてくれるお客さんは店内に沢山残ってる。来店予定のお客さんだってまだいるはずでしょ?頑張ろうと思っているからこその涙なんだよね?だったらこのまま週末を無駄にしてしまえばその涙ももっと無駄になっちゃうと思うんだ。今日、このまま続けるかは自分で決めて。話したいことがあるなら終わった後でも必ず時間を作るから」
そうして杏奈さんをじっと見る。
少しだけ目が合った。海斗は柔らかく笑い、杏奈さんのセットした髪型を崩さないよう少しだけ抱き寄せて小さく「頑張ろう」とささやく。
それに戸惑いながらも小さく頷く杏奈さん。
海斗はぽんぽんと杏奈さんの背中を叩いてからそっと離れた。
バックヤードの出口から
「待ってるからね」
と言い残しフロアへ戻った。
「坂東さん、坂東さん取れますか?」
「はい、どうぞ。そっちはどうなの?」
海斗は杏奈さんを見る。
杏奈さんは悔しさなのか、やるせなさなのかポロポロと涙を流してその場に座っていた。
海斗はハンカチを渡し、じっと杏奈さんを見る。
恥ずかしそうに目をそらしながら泣き続ける杏奈さん。
増田さんからもインカムが入る。
「どうなの?杏奈はいけるの?海斗も早目に戻れるなら戻ってきて。このままではフロアが回らなくなるぞ」
海斗はまっすぐ杏奈さんを見つめたままハッキリと答える。
「了解です。5分で戻ります。杏奈さんも10分以内に戻します。少しだけ時間を下さい」
「了解。頼むぞ」
散々暴れて乱れたドレス姿のまま泣き続ける杏奈さん。
海斗は解けた肩紐を直してあげながら優しく話す。
「杏奈さんは日頃から頑張ってるもんね。西野さんに思うところがたくさんあるのもわかる。だけど今は営業中。杏奈さんもプロなら忘れないで欲しい。今も杏奈さんを必要としてくれるお客さんは店内に沢山残ってる。来店予定のお客さんだってまだいるはずでしょ?頑張ろうと思っているからこその涙なんだよね?だったらこのまま週末を無駄にしてしまえばその涙ももっと無駄になっちゃうと思うんだ。今日、このまま続けるかは自分で決めて。話したいことがあるなら終わった後でも必ず時間を作るから」
そうして杏奈さんをじっと見る。
少しだけ目が合った。海斗は柔らかく笑い、杏奈さんのセットした髪型を崩さないよう少しだけ抱き寄せて小さく「頑張ろう」とささやく。
それに戸惑いながらも小さく頷く杏奈さん。
海斗はぽんぽんと杏奈さんの背中を叩いてからそっと離れた。
バックヤードの出口から
「待ってるからね」
と言い残しフロアへ戻った。