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闇夜に輝く

第33章 クリスマスパーティー

そのままリンさんを降ろそうとした時、後ろから杏奈さんに「えい!」と乗り掛かられた。

海斗はバランスを崩し、危うくリンさんを落としそうになりながらも頑張って踏ん張り、床に寝かせた。
本当に危なかったため、マジなトーンで注意しようと振り返る。

「ちょっとホントに危な…、あ…」

「ん?…あ」

後ろにいた杏奈さんは片方のヌーブラが完全にズレておっぱいが丸見えになっていた。

海斗は呆れたように言う。

「もう、早く着替えてくれよ」

「なんやー。このラッキースケベに対してなんも感想ないんかい!」

杏奈さんは腰に手を当てて堂々と言い放つ。
海斗はこめかみに指を当てながら、

「えーと、声がデカイよ。それに少しは隠す振りしてよ」

「んー、こう?」

両腕で胸を挟み込む杏奈さん。

「強調してどうする!」

「だっておっぱいの感想聞いてんのに、『声がデカイよ』って、言われたらな。そっちかい!ってなるやん?」

「んー、じゃぁ、意外とおっきいんだね。…乳首が」

「ちょ!意外とってなんや。それに乳首おっきないやろ?あれ?でかいん?」

もう片方のヌーブラも外して確認して見せようとする杏奈さんの腕を、海斗が慌てて遮る。

「冗談だよ!形も綺麗だし、乳首もちっちゃくてかわいいよ!ごちそうさま!って何の話だよ。いいから早くリンさんの着替え手伝ってあげて」

「はーい」

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