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すると洋子さんがまた海斗に話しかけてきた。

「そういえば昨日の夜、若菜ちゃんに電話して誘っといたから、あの子も始発で来るみたいよ。もうすぐじゃないかしら」

思わず酒を噴き出しそうになる海斗。

「ちょ、大丈夫なんですか？」

「だって今は営業中じゃないし、もう朝だし問題ないでしょう。あの子だって冬休みに入って学校ないしね。聞けばクリスマスなのに1人でいるみたいじゃない」

「まぁ、そうなんですけど」

そんな会話をしていると優矢君のところにいた真紀さんとサラさんが海斗のそばに来た。

「海斗さん、誰を呼んだのー？彼女ー？」

真紀さんがニヤニヤと質問すると、サラさんも反応する。

「え？海斗さんって彼女いたの？」

サラさんが、ずいっと海斗に詰め寄ってきた。

「いや、妹だよ、妹。男子スタッフと洋子さんは会った事があるんだよ。あと、そこで寝てるリンさんも」