闇夜に輝く
第36章 スノボ旅行
ホテルのチェックインやレンタル品を借り、いざゲレンデへ。
しかし、若菜と山田君はブーツの履きかたも分からず、乾燥室で一苦労。優矢君がコーチとなり、丁寧に教えている。
海斗はスマホでみんなの写真を撮りながら、たまにアドバイス。
ようやく準備が整い今度こそゲレンデへ。
平地で転びかた起き方を練習した後、初心者コースへ向かう。
若菜はリフトが怖かったらしく悲鳴をあげていた。
初心者コースの頂上に到着すると、優矢君がコーチとなり、まずは横滑りの練習から始める。
若菜と山田君はビビりながらも必死でアドバイス通りに滑ろうとする。
海斗も久しぶりのスノボだったので足慣らし感覚で2人の練習に付き合いながら写真やムービーを撮る事にした。
若菜達は大転倒を繰り返しながら2時間後には横滑りが出来るようになってきた。
その後、休憩を挟みながら滑り続け、安定した横滑りが出来るようになったところで1日目が終了。
2日目からは山田君と若菜は同じところで一緒に練習し、海斗と優矢君は色々なコースへ。
優矢君はキッカーやレールを巧みに使い、他のボーダーの喝采を浴びている。
海斗は優矢君からカービングターンのコツや180°ジャンプ、スイッチ&フェイキーなどを教えてもらい、レベルが一気に上がったのを感じていた。