テキストサイズ

闇夜に輝く

第36章 スノボ旅行



海斗は思わず笑顔になった。

「ありがとう。ナナさんのその気遣いの気持ちが見えるから素直に聞けるんだよ、きっと」

「ふふ、海斗さんっていい人ですね」

「ナナさんもねー」

なぜかその後はナナさんが海斗の側にいることが多くなった。
お陰で深い話からバカな話まで会話が途切れることなく盛り上がった。

また、たまに優矢君からもらった滑りのアドバイスを二人で一緒に練習して楽しく上達も出来た。

スノボ以外にも、7人で一斉に新雪に飛び込んで人型を作ったり。
山田君を雪に埋めてみたり。
若菜をみんなで持ち上げて新雪に放り込んでみたり。
汗だくになるほど雪合戦で遊んだり。

みんなで雪山を満喫した。

その後、リフトが止まるギリギリまで滑ってからナナさん達とホテル近くの居酒屋で飲み会を行った。
雪山のような標高が高い場所で飲むと酔いが回るのがやけに早い。

スノボの疲れと相まって、みんなすぐにベロベロになってしまった。

深夜近くなりナナさん達は帰っていった。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ