闇夜に輝く
第11章 優矢くんの秘密 〜約一年前の出来事〜
完全に2人の世界に入っている優矢達に向かって後藤が話しかける。
「それより優矢ぁ。女の子を連れてるときにケンカなんかするんじゃないぞ、ちょっとは考えろ」
後藤は穏やかな口調ではあるが、その眼差しは真剣だった。
優矢は若干ショボンとした表情になる。
「うん。ホント馬鹿だよ。反省してる。ゴメンな、瑠璃」
「違うもん。優矢君は穏便に済まそうとしてて、私の事も逃がそうとしてくれてた。だけど私がでしゃばったから…」
「いやいや、もとはと言えば俺が撒いた種だから。ホントに巻き込んじゃってごめんね」
「ううん。優矢君ありがとう。かっこよかったよ。それに私がどういう人か知っててちゃんと仲良くしてくれるのって優矢君だけだから」
優矢は優しい目で瑠璃を見つめ、空いている片方の手でそっと瑠璃の頭をなでる。
「瑠璃は一緒にいて楽しいからな。それだけで俺は十分だよ。ちと身体痛いから寝てていい?」
「ゆっくり休んで」
「せっかくのデートだったのにホントごめん」
「もう!そういうのいいから。ここに頭乗せて?」
そう言って瑠璃が正座になり、優矢に膝枕するように促す。
「それより優矢ぁ。女の子を連れてるときにケンカなんかするんじゃないぞ、ちょっとは考えろ」
後藤は穏やかな口調ではあるが、その眼差しは真剣だった。
優矢は若干ショボンとした表情になる。
「うん。ホント馬鹿だよ。反省してる。ゴメンな、瑠璃」
「違うもん。優矢君は穏便に済まそうとしてて、私の事も逃がそうとしてくれてた。だけど私がでしゃばったから…」
「いやいや、もとはと言えば俺が撒いた種だから。ホントに巻き込んじゃってごめんね」
「ううん。優矢君ありがとう。かっこよかったよ。それに私がどういう人か知っててちゃんと仲良くしてくれるのって優矢君だけだから」
優矢は優しい目で瑠璃を見つめ、空いている片方の手でそっと瑠璃の頭をなでる。
「瑠璃は一緒にいて楽しいからな。それだけで俺は十分だよ。ちと身体痛いから寝てていい?」
「ゆっくり休んで」
「せっかくのデートだったのにホントごめん」
「もう!そういうのいいから。ここに頭乗せて?」
そう言って瑠璃が正座になり、優矢に膝枕するように促す。