闇夜に輝く
第12章 優矢くんの秘密 〜現在の出来事〜
店長と主任が同じタイミングで言葉を発した。
優矢はニヒルな笑顔で続ける。
「ご名答!多分セクキャバの方にキャバ嬢はそんなに移籍しないはずだから、ジュテームとラグーンに10人以上ずつ大量に入るわけだよね」
「なるほど。元々その2店にいたキャストの不満も溜まるって訳か」
増田店長が納得した様に頷く横で、坂東さんのテンションが上がり興奮したように言う。
「増田さん、きっと来月、再来月とかなり女の子が動きますよ。来月くらいはスカウトの活動予算を増やしたほうがいいかもしれませんね。しかも7月のボーナス時期にタイミングが合ってます!」
「いや、善は急げだ。今月から徐々に動きを強めたほうがいいな」
盛り上がる店長と主任。その瞬間を捉え優矢が言う。
「で、ちょうど今日、おっちゃんとジュテームで会うんだよね」
「おう!優矢でかした!行ってこい。しかも後藤さんならその辺の事情も詳しいだろう」
「じゃぁ、行ってくる。っとその前にお小遣い…」
そう言って優矢は手のひらを差し出す。
増田店長はおもむろに財布から1万円を取り出し乗せる。が、優矢は動かない。そしてボソリと言う。
「情報料も欲しい…」
思わず主任がククっと笑う。
店長は渋々さらに1万円を乗せる。
「ちゃんと下準備を仕込んでこいよ。それから後藤さんはもう北条組の幹部なんだから気安くおっちゃんなんて呼ぶなよ」
「了解!任せといて。誰か近くにいるときはちゃんと社長って呼んで敬語を使ってるから」
「「大丈夫かな…」」
心配になる店長と主任。
そんな中、優矢は爽やかな笑顔でキラリと笑い、悪戯っぽいウインクをして、店を後にした。
優矢はニヒルな笑顔で続ける。
「ご名答!多分セクキャバの方にキャバ嬢はそんなに移籍しないはずだから、ジュテームとラグーンに10人以上ずつ大量に入るわけだよね」
「なるほど。元々その2店にいたキャストの不満も溜まるって訳か」
増田店長が納得した様に頷く横で、坂東さんのテンションが上がり興奮したように言う。
「増田さん、きっと来月、再来月とかなり女の子が動きますよ。来月くらいはスカウトの活動予算を増やしたほうがいいかもしれませんね。しかも7月のボーナス時期にタイミングが合ってます!」
「いや、善は急げだ。今月から徐々に動きを強めたほうがいいな」
盛り上がる店長と主任。その瞬間を捉え優矢が言う。
「で、ちょうど今日、おっちゃんとジュテームで会うんだよね」
「おう!優矢でかした!行ってこい。しかも後藤さんならその辺の事情も詳しいだろう」
「じゃぁ、行ってくる。っとその前にお小遣い…」
そう言って優矢は手のひらを差し出す。
増田店長はおもむろに財布から1万円を取り出し乗せる。が、優矢は動かない。そしてボソリと言う。
「情報料も欲しい…」
思わず主任がククっと笑う。
店長は渋々さらに1万円を乗せる。
「ちゃんと下準備を仕込んでこいよ。それから後藤さんはもう北条組の幹部なんだから気安くおっちゃんなんて呼ぶなよ」
「了解!任せといて。誰か近くにいるときはちゃんと社長って呼んで敬語を使ってるから」
「「大丈夫かな…」」
心配になる店長と主任。
そんな中、優矢は爽やかな笑顔でキラリと笑い、悪戯っぽいウインクをして、店を後にした。