学生だってエロいんです
第2章 5歳上の変態彼氏 1 先輩編
「あんまり断り続けてると我慢できなくて襲っちゃうかもよ?」
襲っちゃうかも!?
「え。なにそれ絶対ダメだから!」
「ダメって言われてもねぇ。俺の理性をコントロールできるのは俺だからさ。」
「もしそんな事したら力ずくで蹴るよ?」
「いいよ。藍梨は俺達が男と女ってこと分かってる。
いくら蹴り飛ばされようと俺は男だよ。
藍梨を押さえつけるくらい簡単だよ?」
…。
確かに恭介の言うとおりだ。
所詮男と女。
武道でも習ってない限り勝てるわけがない。
「じゃぁ賭けしない?」
「賭け?」
「俺は藍梨の家庭教師。
藍梨が次のテストで平均80点以下だったらセックスしよ?」
「は?無理だよ80点なんて。
そんな点数取れるなら家庭教師なんて雇わないよ。」
平均八割なんて夢でもとったことがない。
「じゃぁ決まりね。もう決定したから次のテストで平均80いかなかったら襲うからね?」
「私に拒否権はないの?」
「うん。あたりまえ」
恭介はにんまりとした笑顔を見せる。