
ドロップ・オブ・ロゼ 〜薔薇の涙〜
第22章 薔薇と百合の一夜 ②
千陽side
「シャワー、浴びてくる…から…っ」
兆し始めた僕の屹立に触れる指先を押し戻す。
雅「いいじゃない?終わったあとでも。」
「そ…それじゃあ君がイヤじゃない?」
雅「私は構わないわ。そのままの千陽さんを味わいたいし?」
「味わいたい、って…」
急いで出てきたのだろう。
未だ水気を帯びた髪が簾のようにバラバラと彼女の頬にかかる。
雅「ほら…千陽さんのココも…」
と、布の上から僕のモノを指先で突っついてみせた。
「ど…どちらにしろ、シャワー浴びてくるから後で…。」
彼女の手を制し立ち上がりかけた体をまたベッドへと沈められた。
雅「だから、いい、って言ってるでしょ?」
「でも…」
雅「ね……どっちがいい?」
「何が…あ……ちょっと待っ…」
いつの間にか解放されていた僕の屹立に彼女の手が触れた。
雅「手でするのと口でするのと…」
「だ、だから、シャワー浴びてくるから…!」
雅「…それまで我慢できるの?これ?」
彼女が上向く僕のモノを指先で弾く。
「……っ!!」
雅「…してあげる。」
白くて細い指先が、固く勃ちあがった僕のモノを握る。
雅「口で……」
