
ドロップ・オブ・ロゼ 〜薔薇の涙〜
第22章 薔薇と百合の一夜 ②
「だ、ダメだって…汚ない……んっ!!」
抗う言葉を口にしながらも僕のモノは、
美しい彼女の口の中で愛撫されることを悦んでいるかのように固さを増した。
何これ?気持ちいい……
男性体験が皆無だ、って聞いてたのに、ウソみたいにフェラが上手い。
事実、滑らかな彼女の舌の動きは凄く丁寧で、圭太ならこんな所舐めたりしない、って場所にまで舌先が行き届いていて、
それだけでイキそうになる。
「あっ……んんっ…」
あまりの気持ちよさに声が我慢できない。
これじゃあまるで…
まるで僕が彼女に抱かれるみたいだ…。
やがて彼女が僕のモノを口一杯に頬張り唇で扱き始めた。
出る……
ダメだ…このままだと彼女に…
「加納さん、これ以上は…」
聞こえていないのか、扱く速度が上がる。
「汚れる…から…離れ…」
だが、ある程度は予想していたのか、彼女は怯むことなく僕の吐き出したものを咥内で受け止めた。
けれどその想定外の苦さに激しく噎せながら側にあったティッシュを鷲掴みその中に吐き出していた。
