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ドロップ・オブ・ロゼ 〜薔薇の涙〜

第25章 分水嶺



千陽side



ずっと繋がっていたくて、



ただただ君と繋がっていたくて、



「あっ…ぁんっ…ぁ…っ」


圭「気持ちいい?」


「ぅ………っん…は……あっ…ぁ…」



首を縦に振りながら、振り落とされないように圭太の体にしかと両腕を巻き付けた。



圭「……っ!!千陽さ…俺…もう……」


「ん……いい……よ?イッて。」



ただでさえ首がもげ落ちそうなぐらいの激しい腰使いがさらに激しさを増して、



圭太が僕のナカで吐き出した。



「あっ……ん…ぁ……」



そして、僕も後を追うようにイッた。



はあはあと、圭太にしがみついたまま息を整える。


圭「ねぇ、どうしたの?今日は。」


「何が?」


圭「いつもと違う。」


「そう?」



髪を撫でながら問いかける唇にキスをし、胸に顔を埋めた。



「ねぇ、圭太。」


圭「ん?」


「もし……僕が男じゃなくて女だったら……」



馬鹿馬鹿しい。



そんな分かりきったこと聞くなんてどうかしてる。



逆に僕が女だったらまだ、質問する意味はあるけれど。



「女だったら…嬉しい?」


圭「どうしたの、急に?」


「答えて?」


圭「正直嬉しいよ?でも…。」



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