
兄と妹
第2章 最悪な再会
竜次は微笑んでいた。
いつもとは違う怖い笑顔だった。
「まずここがどこかわかってる?。」
「え、ら、ラブホテル……?。」
「おーさすがに千紗でもわかるか~。じゃあオレ達が何をしたいかわかってる?。」
私は近くにいる男の内の1人はまだカメラを回していた。
この間も撮られちゃうの…?怖い…。
「ハメ撮り…?。」
「うん、そうだよ。ほんとは千紗が寝てる間にヤッてるとこ撮りたかったんだけど、千紗が起きたからパァになったんだよね~。」
嘘だ。竜次がこんなことするなんて…。
私はもう頭が完全に混乱していた。
「こんなこと…カップルがすることじゃない…!変だよ!なんでこんなことするの!?とりあえず服を返して!。」
私は叫んだ。
すると竜次と他の3人が笑い出した。
「お前ってほんっと純粋だな!あーおもしろ!。」
「おい竜次!なかなか面白い子連れてきたな!こんなにエロい体してんのに純粋とか超ウケる!。」
なんで笑うの?
てかまず服を返してよ…。
「もうこの際言うわ。オレはお前の顔と体だけが好みなのであって、お前と付き合ったのも体目当てだったんだよ。」
「え…そんな…私は竜次のこと本気で好きなのに…。」
「そうかそうか、でもオレは違う。このビデオを売りつけて儲ける為に、学校で一番顔良くてエロい体してるお前を選んだんだよ。お前程の女だったら高く売れるだろうからな。」
そんな…そんな…。
「嘘だ…嘘だ…。」
私はとにかく信じられなかった。
すると、男3人が突然服を脱ぎだした。
竜次も続いて服を脱ぎだした。
よく見ると、4人共アレが勃っていた。
「竜次…オレもう我慢できねーからさ…いい?。」
「よし、じゃあカメラを固定して、5Pするか。これはこれで面白いの撮れそうだし。」
そう言って4人は私に襲いかかってきた。
