
兄と妹
第3章 悩みと不安
~千紗視点~
どうしよう…すごく気まずかった…。
好きになるのをやめられないとはいえ、お兄ちゃんに誤解されちゃってる…。
“違うのお兄ちゃん!私はお兄ちゃんのこと好きだから好きになるのをやめるために離れてるの!”
って言えたらどれほど楽か…。
宿題をしていてもお兄ちゃんのことが頭から離れられない。
「あ…この問題解けない…。」
集中できないせいでいつもよりも問題を解く時間が遅くなっていた。
「…お兄ちゃんに聞くか…。」
私は意を決してお兄ちゃんの部屋に向かった。
コンコン
「お兄ちゃん…入っていい?。」
「いいよ~。」
私はお兄ちゃんの部屋に入った。
私の部屋とは違ってお兄ちゃんの部屋はきちんと整理されていて綺麗だ。
「どうしたの?あ、教科書持ってるってことは…。」
お兄ちゃんは私が手に持っている教科書を見た途端ニヤニヤしていた。
「うん…わからない問題あるから…教えて…。」
私は顔を赤くしながら俯いていた。
どうしよう…すごく気まずかった…。
好きになるのをやめられないとはいえ、お兄ちゃんに誤解されちゃってる…。
“違うのお兄ちゃん!私はお兄ちゃんのこと好きだから好きになるのをやめるために離れてるの!”
って言えたらどれほど楽か…。
宿題をしていてもお兄ちゃんのことが頭から離れられない。
「あ…この問題解けない…。」
集中できないせいでいつもよりも問題を解く時間が遅くなっていた。
「…お兄ちゃんに聞くか…。」
私は意を決してお兄ちゃんの部屋に向かった。
コンコン
「お兄ちゃん…入っていい?。」
「いいよ~。」
私はお兄ちゃんの部屋に入った。
私の部屋とは違ってお兄ちゃんの部屋はきちんと整理されていて綺麗だ。
「どうしたの?あ、教科書持ってるってことは…。」
お兄ちゃんは私が手に持っている教科書を見た途端ニヤニヤしていた。
「うん…わからない問題あるから…教えて…。」
私は顔を赤くしながら俯いていた。
