
兄と妹
第1章 大好きなお兄ちゃん
「あんた、今日は一段とニヤニヤしてキモいけどお兄さんと何かあったの?。」
学校についた途端私の親友の朋橋悠(ともはしはるか)に朝から毒づかれてしまった。
「キモいはヒドいよ~。聞いて悠!お兄ちゃんに2回も可愛いって言われちゃったの~。」
「お兄さんは大学1年だっけ?。」
「そうだよ~しかも優等生なんだよ!優しいし頭いいしカッコいいし運動できるとか完璧すぎでしょ!。」
「そんなカッコいいお兄さんも名前がちかってギャップあるな。」
そう、お兄ちゃんは男だけど千架(ちか)という名前なのです。
「可愛い名前だよね~。あ~お兄ちゃん大好き!。」
悠はもう私のブラコンぶりには慣れてるため、はいはいと流されてしまった。
