
兄と妹
第4章 水族館デート
「わぁ可愛い!。」
千紗はすごく喜んでいた。
「あのね…私千紗ちゃんとお揃いにしたくてこれにしたんだけど…受け取ってくれる?。」
「もちろんですよ!ありがとうございます!。」
綾子ちゃんはすごくホッとしていた。
「そうだ!あの…年上の人にこんなことを言うのもどうかと思いますが…お友達になってくれませんか…?。」
か、可愛い!
綾子ちゃんのことだから、千紗ちゃん可愛い!とか言って叫ぶんだろうな…
そう思って綾子ちゃんの顔を見た。
綾子ちゃんは目を見開いてしばらく固まっていた。
「あ…ごめんなさい…失礼でしたね…。」
「…あっ、ごめんね!ちょっとボーッとしちゃってて!全然いいよ!そうだ、連絡先教えてくれる?。」
そして2人はお互いの連絡先を教えあっていた。
にしてもさっきの綾子ちゃんの顔には驚いた。
千紗にオレがキュンときた時と同じというかなんというか…そんな感じに見えた。
ブーッブーッ
オレのケータイだ。
友達からの電話だった。
オレは家に上がり、キッチンに向かった。
