テキストサイズ

女子系男子

第3章 だから呪わないで

溝の蓋を開けたり
携帯で草むらを調べたりしていた。。



まだ、、、探してたんだ。。貞子。



ポケットの鍵を右手に持ち



貞子に向かって歩いた。




貞子は、気づかない。。疲れた顔をして
草むらを探していた。




「おいっ!何探してんの?」


知ってるけど、、、聞いてみた。



貞子は、純を見上げた。


「あ。れ?、、、あ。自転車の鍵が無くて。。」



「チャリ置いて帰宅したらいいじゃん。」



貞子は、立ち上がり

目線の高さが同じなのに、純がたじろいだ。

「弟が、誕生日に買ってくれた自転車だから。。」



「はい。コレ。さっきソコで拾った。」


林檎のキーホルダーがチリンチリンと鳴る



「あ!ありがとう!!良かった。。」

林檎のキーホルダーを純の手からサッと奪い

自転車に鍵をかけた。





貞子。。お前。。かわいくねーな!




もっと女らしく、ウルウルした目で
見ろよ!
それに颯爽と立ち去るか?普通。。


んとによー!

ストーリーメニュー

TOPTOPへ