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失くした恋の癒し方

第4章 新しい恋

元々は別の課だった2つの課が統合されたことで2年前に同じ課になった。


理系で頭のキレる谷原さんは課内でも真面目で小難しい印象だったので、私はあまり話をしたことはなかった。


ましてや、スポーツをするように思えなかった。


「"ジョギングしそうには見えない"って顔をしてるね」
私の顔を見て笑う。


"キャッ!また顔に出てしまったかしら!?"

慌てて両手で頬を抑えた。

「そんな…
いえ…
あの……ごめんなさい!
谷原さんスポーツ為さるんですね」


「ハハハッ!
良く言われるよ。
こう見えても大学時代までテニスをやっていたからね今でも休みの日に、たまにやってるんだよ」


「そうなんですか〜
私は…スポーツはまるでダメなんです。
なのでウォーキングだけでも筋肉痛になったくらい!」


顔を見合わせて声を出して笑った。




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