失くした恋の癒し方
第4章 新しい恋
会社に着きデスクに座ると、間も無く谷原さんの声がした。
「お早よう!
今朝は驚いたな。
足、大丈夫だった?」
「ええ。
意外に余裕でした!
晴れたらまた河川敷まで歩きます!」
「そう!
じゃ、また明日の朝会うのを楽しみにしてるよ。
頑張って!」
そんな会話を交わした。
「おはよう!
何?
今、谷原さんと話してた!?」
出勤して来たちあきが、バッグも置かず私に話しかけた。
「朝の挨拶よ!」
「それだけだった?
何だか親しげだった様な…?」
また冷やかされそうだから、私は知らん振りをしてパソコンに向かった。
谷原さんと私を交互に見てからちあきは席に着いた。
その日から、それまで気にも掛けなかった谷原さんの存在が私の中で膨らみはじめた――
「お早よう!
今朝は驚いたな。
足、大丈夫だった?」
「ええ。
意外に余裕でした!
晴れたらまた河川敷まで歩きます!」
「そう!
じゃ、また明日の朝会うのを楽しみにしてるよ。
頑張って!」
そんな会話を交わした。
「おはよう!
何?
今、谷原さんと話してた!?」
出勤して来たちあきが、バッグも置かず私に話しかけた。
「朝の挨拶よ!」
「それだけだった?
何だか親しげだった様な…?」
また冷やかされそうだから、私は知らん振りをしてパソコンに向かった。
谷原さんと私を交互に見てからちあきは席に着いた。
その日から、それまで気にも掛けなかった谷原さんの存在が私の中で膨らみはじめた――