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失くした恋の癒し方

第1章 大失恋

マスターお気に入りBGM、クラシックギターの音色が沈んだ気持ちを慰めてくれる。


「マスター…
辛いの…

逢いたくなって…
何度も何度も電話番号を表示させてしまうの…

絶対にかけてはいけないのに…」


涙が後から後から溢れだす。


マスターは、ティッシュボックスを目の前に置くと

「好きなだけ想っていれば良いよ。
そして、アイツを心の中から流してしまうまで、いっぱい泣いたらいい!」


「うっっ…ん…」


一度溢れた涙が堰を切ったようにカウンターを濡らし続けた。





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