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失くした恋の癒し方

第5章 恋の行方

美しい色のレッドアイが目の前に置かれた。


飲み慣れたハズのカクテルが、何故か今日はほろ苦い…


「ねぇ…マスター、新しい恋を始めるって…
意外に難しいわ…」


「そりゃそうだよ。
こればかりは筋書き通りにはいかないよ」


「そうね…
マスターは片想いの彼女とは上手くいったの?」


「相変わらずの距離をキープしているよ」


「ぷっ!
人にアドバイスしてくれるのに?」


「だから、それは失恋から立ち直る方法で、恋愛を成功させる方法はアドバイス出来ないのさ」


「あっ!
なるほど!

スゴイ納得!!」


「おいおい…
意外と酷いんだな〜
麗華ちゃんて!

美しい花にはトゲがある」

「まぁ…!」


顔を見合せて大きな声で笑う。


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