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失くした恋の癒し方

第1章 大失恋

激しさと優しさを併せ持つセックステクニックに狂わされ、何度もイカされ離れられなくなった。


「指輪をしているくせに…

私とは遊びなんでしょう?」


行為の後のピロトーク。


「遊び?
フフッ…

どうしてかわからないけど…
君とあのまま別れたら、きっと後悔すると思った。

すまなかった…

此っきりでも構わない。
君次第だ」


私だってそのつもりだった…


でも、彼に抱かれた時の快感と、逞しい腕の中での安心感が私を夢中にさせた。

「一夜限りのシンデレラでかまわないわ…

気にしないで」


そんな、大人ぶった言葉を言っておきながら、結局私の方から連絡していた…


未来の無い恋だと分かってはいても彼が全てになっていって――


"ずっとずっと…このまま―"と…


神様に祈った…




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