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淡雪

第7章 アイドルの世界

東京での5日間のライブが終わると事務所から呼び出された。


事務所にはJさんがいた。


俺の他に6人のジュニアが呼ばれている。


『youたち 今年の秋ごろデビューね。

 グループ名はXセブン

 学生が多いから本格的な活動は卒業してからね。

 それまでは個人で売り込んでいくから』


J さんの言葉にそこにいた6人の顔がパッと明るくなる。興奮しているのがわかる。


俺だけが喜べずにいた。


『youどうした?』


俺の戸惑いをみたJさんが声をかける


『あ、いきなりデビューと言われて...

 戸惑ってます』


『デビューしたくないの?

 デビューしたいからここにいるんでしょ。

 you チャンスは何度も来ない

 いま!というときに掴まなければ逃げてしまうよ』


そう言ってJさんは事務所を出ていった。


喜ぶメンバーを見つめる。

これが俺の新しいチーム。

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