淡雪
第11章 小さな嫉妬
璃子さんはソファーに座って
真剣な顔でオープニングを見ている。
開局記念だけあって
オープニングから相当作り込まれている。
俺も箸を置いて璃子さんの隣に座った。
「あ、坂井くん出てきた」
璃子さんが嬉しそうに僕を見る。
ーーそんな嬉しそうな顔で見られたら...
僕はそっと顔を近づけた。
ーーキスしたくなるよ、璃子
もうすぐ唇が触れるってくらいで璃子さんはパッとテレビに向き直った。
「璃子さぁーん」
僕は唇を尖らせて拗ねて見せる。
「あとでね」
璃子さんは僕の唇に人差し指で触れてイタズラに妖艶に笑う。
ーーズルい
いつも僕ばかりがドキドキして
僕ばかりが君を追いかける...
「坂井くん素敵!」
テレビの俺を見ながら
隣にいる僕の腕にまとわりつく璃子さん
ーー可愛すぎる
僕は璃子さんのほっぺにキスをした。
「璃子、かわいい」
璃子さんは僕に振り向きもしないけど
少しだけ僕に寄りかかった。
ーーま、いいか。
真剣な顔でオープニングを見ている。
開局記念だけあって
オープニングから相当作り込まれている。
俺も箸を置いて璃子さんの隣に座った。
「あ、坂井くん出てきた」
璃子さんが嬉しそうに僕を見る。
ーーそんな嬉しそうな顔で見られたら...
僕はそっと顔を近づけた。
ーーキスしたくなるよ、璃子
もうすぐ唇が触れるってくらいで璃子さんはパッとテレビに向き直った。
「璃子さぁーん」
僕は唇を尖らせて拗ねて見せる。
「あとでね」
璃子さんは僕の唇に人差し指で触れてイタズラに妖艶に笑う。
ーーズルい
いつも僕ばかりがドキドキして
僕ばかりが君を追いかける...
「坂井くん素敵!」
テレビの俺を見ながら
隣にいる僕の腕にまとわりつく璃子さん
ーー可愛すぎる
僕は璃子さんのほっぺにキスをした。
「璃子、かわいい」
璃子さんは僕に振り向きもしないけど
少しだけ僕に寄りかかった。
ーーま、いいか。