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淡雪

第13章 愛されること

「やっぱり

 ダメだって...」

翌日事務所へ婚約報告へ行った坂井くんは

にべもなくあしらわれ
ガックリと肩を落として帰ってきた。

「ま、いいじゃない。

 そのうち許してくれるわよ」

その落ち込みかたがあまりにかわいくて

私は坂井くんを抱き締めて

背伸びをしながら頭を撫でた。

「璃子さん、慰めて...」

といった坂井くんは私を抱き上げて
寝室へと入る

「璃子さん抱かないと 無理」

ベッドへ押し倒され
坂井くんが覆い被さる。

「気が済むまで抱いて」

私が微笑むと
坂井くんはゴクリと喉をならした。

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