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淡雪

第13章 愛されること

「璃子さん、僕はあなたのすべてを受け止める。

 この先なにがあっても

 もし、また璃子さんが僕を忘れるようなことがあっても

 僕は貴女を忘れない。

 貴女を愛し続けるから


 ずっと貴女を探していたんだ。

 16歳のあのときから」


私の目から涙が零れた。


「璃子さん

 僕と結婚してください」


私は


頷いていた。



「はい」



「ほん... と ?」


「はい」


私は笑顔で答えた。


「やっっったぁぁぁぁぁあーーーーー!!」


その声は高級レストランに響き渡った。







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