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淡雪

第19章 危険なガーディアン

俺は唇を離すと
璃子の手を掴み立ち上がった。

「後悔させてやる」

璃子を睨み付ける。

璃子は不敵な笑みを返してきた。

俺は璃子を引っ張るようにラウンジを抜けてエレベータへ。

すぐに開いた扉に璃子を押し込む。

璃子を壁に押し付け


「俺が好きっていったな」


「ええ」


「どういう意味だよ」


「そういう意味よ」


璃子は妖艶に笑って
俺の頭を引き寄せて俺の唇を舐めた。

璃子の舌が俺の口内を犯す...


ーーやべ... 脳髄痺れる...


途中階でエレベータの扉が開き他の客が驚きと好奇心の声をあげる


「excuse me」


俺はニヤリと笑って扉を閉めた。


目的階まで数分、いや多分数十秒...
俺たちは貪るように唇を求め続けた。


エレベータの扉が開く。

俺は璃子を抱いたまま部屋を目指す。


誰の目も気にせず唇を求め続ける。
いや、気にしてる場合じゃなかった。
やっと求めていた女をこの腕に閉じ込めたんだから...。





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