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淡雪

第3章 魔性の彼女

「そのつもりですけど」


僕は力なく答える。


「なら、今付き合うべきはあなたをスターダムに押し上げてくれる人。

 例えば松下奈々さん」


「...どうして?


 僕は、あなたが...」


槙さんが僕の頬を撫でる


「この世界で成功したいならのしあがるまで本気の恋愛はお預けよ。

 自分を成功に導いてくれる相手か

 誰も批判しない 

 等身大の今の高校生の彼女」


なんで?!


恋愛すら自由にできないの?


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