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淡雪

第19章 危険なガーディアン

部屋に入りベッドルームへ直行

放り投げるように璃子をベッドに投げると
俺は璃子を組み敷いた。

「俺を好きだと言ったのも
 俺に抱かれたのも全部策略か?」

俺は強い目で璃子を見つめる。
璃子は目を逸らさずに見つめ返してくる。

「どうなんだよ」

低く問い詰める。


「そうよ」


璃子は表情も変えずそう言い放つ。


ーー ... クソッ


俺は璃子の首筋に食らい付いた。


「アッ... 」


璃子の驚きが声に漏れる


「じゃあ、遠慮なく利用させてもらうよ」

そう言って強く首筋を吸った。
まるで吸血鬼。

悔しいのか悲しいのか...
ただ怒りだけが込み上げる。

璃子の唇を噛み滲んだ血を舐めとった。

痛みに顔を歪める璃子

もう、優しくする必要はない。

俺は自分の欲望のためにこの女を利用する。


女の体を舐め、欲蜜を吸い取り
泉の熱さを指で感じて
女を滅茶苦茶に責める。

女を何度も絶頂まで飛ばし

最後は俺の欲を女の中にぶちまける




俺は分かっていなかった...


そうすることで余計苦しむことを...


女の血を舐めたことでその血に餓えることになることを...


もっと璃子を欲し
叶わぬ愛に悶え苦しんでいくことを...



そしてその姿こそ

彼女が望む俺の姿だということを









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