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淡雪

第3章 魔性の彼女

翌日はドラマの番宣に朝から奔走した。


いま話題のドラマはどの番組でも大きく扱ってくれた。

プロデューサーは勢いに乗っているドラマに旋風を巻き起こそうと色々と策を練っていた。


途中大林さんや松下さんと合流し午前中一杯番宣のために局を走り回った。


午後は歌番組の収録のため僕だけ他局へ移動。

グループの仲間はもちろん他の出演者や番組関係者からもドラマの話で声をかけられすっかり時の人になっていた。


僕は笑顔で受け答えたり冗談を言ったりしていたが、心のなかは昨日の槙さんの言葉が支配していた...



本気の恋愛はお預け...



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