淡雪
第22章 淡雪
「ただいま~」
この間二人で見に行った結婚指輪が仕上がったと連絡が来て俺は局にはいる前に取りに行った。
随分時間が掛かってしまったけど、やっとお揃いの結婚指輪を身に付けることができる。
それにね、サプライズもあるんだ。
パンフレットを握りしめ
璃子さんが喜んでくれることを期待して!
「璃子さ~ん、指環取ってきたよ」
あれ?
いつもなら出迎えてくれる璃子さんが来てくれない。
お風呂かな?
リビングのドアを開けると
璃子さんが、倒れていた...
「璃子さん!璃子さん!」
揺すっても返事はない。
完全に気を失っている。
俺は戸籍上の兄である医師に連絡をした。
「もしもし、坂井です。
帰ってきたら璃子さんが倒れていて...
はい!すぐにいきます」
僕は璃子さんを抱き上げると駐車場へ急いだ。
時々聞こえる呻くような声
眉間にシワを寄せて苦しそうだ。
ここ何年もこんなことはなかった。
体力的にキツくても璃子さんは倒れない。
倒れる理由は...
璃子さんを後部座席に寝かせ病院を目指す。
脳裏に浮かぶのはあの時...
渡部さんに関わったときだ。
璃子さんになにがあったのだろうか。
不安で胸が押し潰されそうになった。
この間二人で見に行った結婚指輪が仕上がったと連絡が来て俺は局にはいる前に取りに行った。
随分時間が掛かってしまったけど、やっとお揃いの結婚指輪を身に付けることができる。
それにね、サプライズもあるんだ。
パンフレットを握りしめ
璃子さんが喜んでくれることを期待して!
「璃子さ~ん、指環取ってきたよ」
あれ?
いつもなら出迎えてくれる璃子さんが来てくれない。
お風呂かな?
リビングのドアを開けると
璃子さんが、倒れていた...
「璃子さん!璃子さん!」
揺すっても返事はない。
完全に気を失っている。
俺は戸籍上の兄である医師に連絡をした。
「もしもし、坂井です。
帰ってきたら璃子さんが倒れていて...
はい!すぐにいきます」
僕は璃子さんを抱き上げると駐車場へ急いだ。
時々聞こえる呻くような声
眉間にシワを寄せて苦しそうだ。
ここ何年もこんなことはなかった。
体力的にキツくても璃子さんは倒れない。
倒れる理由は...
璃子さんを後部座席に寝かせ病院を目指す。
脳裏に浮かぶのはあの時...
渡部さんに関わったときだ。
璃子さんになにがあったのだろうか。
不安で胸が押し潰されそうになった。