テキストサイズ

齧りかけの林檎

第7章 ● 君の手 ♀side




食事が終わって店の外に出ると、少し風が強くなっていた。



自分のコートのポケットに手を入れて、

凍えながら歩いていた。



急に歩くんの歩く速度が遅くなったなー、と思っていると

歩くんの左手が

わたしの目の前に出された。








ものすごくキュンとした。








手を繋げってこと、だよね?








今の高校生って大人だなぁ・・・。



歩くんモテるだろうし、こういうこと慣れてそうだもんな。



ストーリーメニュー

TOPTOPへ