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齧りかけの林檎

第8章 ● 君の連絡先 ♂side






この手を繋いでもらえたら、









勇気を出す・・・!









少しだけ歩幅を狭くして、彼女の前に手を出す。








少し時間があってから



あったかい君の手が重なった。








おれは嬉しくなって、繋いだ手を少しだけ握ってしまった。








この時間がずっと続けばいいのに。








このままゆりさんが、おれのものになればいいのに。








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