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齧りかけの林檎

第8章 ● 君の連絡先 ♂side




危なかった。








LINE交換してたら、既読無視どころか

既読にもならない無視で

死ぬところだったかもしれない。








「なんだ、ちょっとショックうけちったぁー」








ごめんー!違うよー!と焦っているのがかわいくて

おれはまた左手を差し出した。



「ん、」



「・・・はい」



彼女の少し冷たくなった手。



でもこれってさ、イケるんじゃね?



こんな、カップルみたいなことしてるし

近いうちにつきあえたりとかするんじゃね?



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