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齧りかけの林檎

第10章 ● 君にヤキモチ ♂side




もしかして、

ゆりさんが言ってた

トラックの人か?




いろんな人に大根あげてる兄ちゃんなのか?




メールではまた無視されるかもしれないおれは、

家を出てダチの家に向かいながら

ゆりさんに電話をかけた。



いいネタをありがとう、兄貴。







♪~PRRRR





♪~PRRRR





しばらく発信音が聞こえたままだ。

もしかして、またリュックに入ってるとか?

気付かないとか?




すると、発信音が消え

「もしもし?歩くん?」と

彼女のかわいい声が聞こえた。




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