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齧りかけの林檎

第11章 ● 君とお鍋 ♀side




近くにあまり友達が住んでいなくて、

誰かにあげるにもあげられなくて

歩くんにあげられないか、

それともお隣さんにあげようか悩んでいた。




お隣さんとは、たまに会うと

あいさつをするくらいで、

これといって会話はない。




それも男性の一人暮らしっぽいから、

大根なんか急にあげても

たぶん迷惑になってしまうだろう。



だから歩くんがもらってくれたらー、なんて。




それで少し逢えたらなー、なんて。




べ、別に、思ってないし・・・!






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