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齧りかけの林檎

第11章 ● 君とお鍋 ♀side




「今からそっち行っていい?」


「えっ!?」



わたし、今、逢いたいって

口に出して言ってないよね!?









「じゃ、じゃあさ・・・

 おうちでごはん・・・

 一緒に食べる・・・?」







これは、アルコールのせいだ。




まだ酔いが残っているだけなんだ。









「えっ!?!?!?」





歩くんの驚いた声が聞こえた。

そうだよね、

わたしの作ったごはんが食べたいなんて

社交辞令だったよね・・・。




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