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齧りかけの林檎

第11章 ● 君とお鍋 ♀side




今日は土曜日だし、

もしかして用事あったのかな?

女の子と遊ぶとか・・・?




なにも喋らない、歩くん。





「あれっ!?
 
 歩くんごめん、

 嫌だったよね、やっぱ」





言わなきゃよかった・・・。

すっごく恥ずかしい・・・。




わたしはその場にしゃがみ込んだ。




空が少しずつ、夜に傾いてきていた。




「行く!!!!!」





すごく大きな声が返ってきた。




正直ちょっとビックリしてしまったけど、

歩くんに逢えるんだって思うと、

顔がすごくにやけてしまった。








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