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齧りかけの林檎

第12章 ● 君とお鍋 ♂side




うどんをちゅるちゅる食べながら

少し顔の赤い彼女。




「ねぇ、ゆりさん。

 少し酔ってるでしょ?」


「バレたー?

 いつもこういう甘いの飲まないから

 ちょっと酔っちゃったー」


ほわんほわんしている彼女の口調。

かわいいけれど、ちょっと心配だ。



飲み終った缶を見ると、

アルコール分8%、と表記されていた。




ゆりさんは2本目も飲み終わると、

クッションを抱きしめて

ぽけーっとしているようだった。




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