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齧りかけの林檎

第14章 ● 君の答え ♀side




「ごめん、覚えて、ない」




「やっぱり・・・」




ねぇ、わたしは

他になにを言ったの?




「じゃあ、キス、したこととかは?」




「えぇ!?」




うそ!

なんで覚えてないの!?




ほんっとに

ぜんぜん

まったく

覚えてない・・・。



最低だ、わたしは・・・。




「ごめん、





・・・嘘」




その言葉を聞いて、

ヘナヘナとその場に座り込んでしまった。









「ごめん、おれの願望、

 言っちゃった」




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