無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

はっきり言わないのは

おまえもだろ、って思ったけれど、

おれがそうさせてしまっているのかもしれない。






「香澄がおれのこと好きでも、

　香澄とは、つきあえない。

　ごめん」







俯くマネージャーから

ぽたぽたと水滴が落ちた。




今までのおれだったら

頭でも撫でてやったけれど、

今はだめだ、

おれのことを好きだって思っている子にしたら

絶対にだめ、なんだよな。