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齧りかけの林檎

第15章 ● 君の気持ち ♂side




ニッコリ笑っているところを見ると、

二日酔いではないのか?




彼女は一度キッチンに行くと、

さっきおれがあげたプリンと

スプーンを持って、

リビングに戻ってきた。





おれから少し離れたところに座ると、

プリンとスプーンを渡してくれて

小さく、いただきますと言った。




おれはプリンの蓋を開けて

スプーンを刺し、

一口、口に入れた。




やっぱりプリンは最強だ。




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