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齧りかけの林檎

第15章 ● 君の気持ち ♂side




あははーって

全然楽しくなさそうに笑う彼女。




でもおれは、

ずっと彼氏が居ないって聞いて

すっげぇ嬉しいんだよ。




でもおれとは、手を繋いでくれたんでしょ?




おれはいろいろ聞きたいことを

頭の中でぐるぐると考えながら

少し残っていたごはんを口に入れると、

自分の使った食器をキッチンまで持って行った。




ごちそうさま、と言うと、

ありがとうって言って

食器を受け取ってくれた。




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