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齧りかけの林檎

第17章 ● 君とイチャイチャ ♂side




えっ?




「もしかして、起きてた?」



「んーん、キスしてくれた時くらいに

 目が覚めたの」




こっそり言ったことが聞かれてしまい、

少し恥ずかしくなったけれど、



泣いてもいない、

どもってもいない彼女からの

「だいすき」がすごく嬉しくて、



幸せすぎて、このままずっと

ここに居たいって思った。




でも、もう


「ゆりさん、ごめんね。

 今日は帰らないといけないだ」




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