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神隠しの杜

第1章 迷い子

次の瞬間、歩は猛烈な頭痛と吐き気がした。今まで味わった事のない感覚に立っていられず足元から崩れ落ちる。



世界がぐにゃぐにゃ歪んで見えた。まるで、この空間を作り変えようとするかのように。



同時に自分の体がまるで自分の体でないように感じた。






次第に意識は遠ざかり、プツリと切れた。






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